【各論】悪心、嘔吐

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【各論】悪心、嘔吐

嘔吐は、延髄にある嘔吐中枢が刺激されることで起こります


抗がん剤の副作用や放射線治療、時にはクモ膜下出血という重篤な病気でも起こります。

激しい嘔吐は、胃酸の減少による代謝性アルカローシスの状態です。

アルカローシスは血液のアルカリ性度が高くなりすぎた状態で、血液中の重炭酸塩の過剰または血液中の酸の減少が原因で発生する代謝性アルカローシスと、深く速い呼吸により血液中の二酸化炭素濃度が低下して生じる呼吸性アルカローシスとがあります。
  • アルカローシスは、易刺激性、筋肉のひきつり、筋肉のけいれん(強い痛みを伴うこともあります)を引き起こすことがあります。

 

食べ物をすべて吐き出すと、十二指腸からの胆汁が混じった緑色の嘔吐物も出ることがあります。

また、嘔吐により水分が失われるため、脱水症状も見られます。

嘔吐するときは、仰臥位か横向きに寝かせます

仰臥位では、嘔吐物で窒息する危険があります。

心窩部を冷やすことも効果的です

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