頭痛の大半は原因が不明です。 頭痛は下記のように分類することができます。
①緊張型頭痛 :慢性頭痛の大半を占めます。 ストレスによる不安や抑うつ感、緊張などから強い肩こりを伴うことが多いです。
②片頭痛: 片側性で血管の拍動に伴う拍動痛が特徴です。
③群発頭痛: 30歳前後の男性に多くみられ、 眼周囲の自律神経症状を伴って、 激しい痛みが起こります。
④症候性頭痛: 脳腫瘍やくも膜下出血などの原因がはっきりしているものをいいます。 特にくも膜下出血では突然起こる後頭部痛が特徴的です。
頭痛の国際分類
一次性頭痛(機能性頭痛)
1. 片頭痛
2. 緊張型頭痛
3. 群発頭痛
4. その他の一次性頭痛
二次性頭痛(症候性頭痛)
外科的
5. 頭部外傷に伴う頭痛 (むち打ち 硬膜外血腫など)
6. 血管障害に伴う頭痛 (脳梗塞、くも膜下出血など)
7. 脳腫瘍など頭蓋内疾患に伴う頭痛
内科的
8. 薬物による頭痛 (アルコール、麻薬、鎮痛薬など)
9. 感染症による頭痛(脳炎、髄膜炎など)
10. 代謝障害に伴う頭痛 (高山病、高血圧など)
その他
11. 眼・耳・鼻、口腔疾患に伴う頭痛 (緑内障、副鼻腔炎など)
12.精神疾患による頭痛
その他
13.頭部神経痛および中枢性顔面痛(三叉神経痛、寒冷刺激など)
14.分類できない頭痛