風邪を引くと、よく咳が出ますよね。
しかし、慢性気管支炎、肺気腫、気管支拡張症などの呼吸器系の病気でも咳は出ます。
これは、気道に侵入した異物を排出するための生理的な反応です。
また、循環器系の病気である左心不全でも咳が出ることがあります。
左心不全は、肺静脈への血流を低下させ、肺うっ血を引き起こします。
やがて呼吸困難や肺水腫が起こり、咳が頻発するようになります。
痰はどうなるの?
タバコを吸う人はよく痰が出ますが、吸わない人はほとんど痰が出ないこともあります。
しかし、呼吸器系の病気の人は、痰が出ることがよくあります。
痰にはいくつかの特徴がありますので、以下を参考にしてください。
膿性痰: 気管支拡張症
ピンク色泡沫状痰: 肺水腫
鉄さび色: 肺炎 (肺炎球菌)