【必修問題】看護師国家試験人口統計まとめ

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【必修問題】健康の定義と理解
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  1. 過去10年間に出題された統計問題の傾向
  2. 総人口〈令和3年10月1日現在〉
  3. 労働力人口〈令和3年平均〉
  4. 総人口に占める年齢3区分別人口割合〈令和3年10月1日現在〉
  5. 将来推計人口〈令和47(2065)年〉(平成29年推計(出生中位・死亡中位))
  6. 世帯数・構造別割合〈令和元年〉
  7. 65歳以上の者のいる世帯の世帯数・構造別割合〈令和元年〉
  8. 出生数・合計特殊出生率〈令和3年〉
  9. 母の年齢階級別出生率〈令和3年〉
  10. 死亡数・率〈令和3年〉
  11. 死亡順位別死亡数・率〈令和3年〉
  12. 小児の死因第一位〈令和3年〉
  13. 悪性新生物〈腫瘍〉による死亡(性・部位別)〈令和3年〉
  14. 自殺者の原因・動機〈令和3年〉(複数回答)
  15. 妊産婦死亡数・率〈令和2年〉
  16. 周産期死亡数・率〈令和3年〉
  17. 死産数・率〈令和3年〉
  18. 婚姻件数・平均初婚年齢〈令和3年〉
  19. 平均寿命〈令和2年〉
  20. 有訴者率〈令和元年〉
  21. 通院者率〈令和元年〉
  22. 受療率〈令和2年〉
  23. 精神障害の推計入院患者数〈令和2年〉
  24. 主な傷病の総患者数〈令和2年〉
  25. 糖尿病の状況〈平成28年〉
  26. 健康寿命の推移
  27. 運動習慣のある者の割合〈令和元年〉
  28. 肥満者/やせの者の割合〈令和元年〉
  29. 喫煙習慣者の割合〈令和元年〉
  30. 結核患者・死亡数の推移
  31. 年間の性感染症報告数(定点把握)〈令和2年〉
  32. 世界の地域別HIV感染者数〈令和2年末〉
  33. 看護職員の就業者数〈令和2年末〉
  34. 平均在院日数(病床種別)〈令和2年〉
  35. 医療施設数〈令和2年10月1日〉
  36. 医療保険適用者数・割合〈令和元年度末〉
  37. 国民医療費〈令和元年度〉
  38. 要介護者等との続柄別主な介護者〈令和元年〉
  39. 部門別社会保障給付費〈令和元年度〉
  40. 高齢者世帯の所得構成〈平成30年〉
  41. 児童虐待対応件数等〈令和2年度〉
  42. 高齢者虐待と認められた件数等〈令和2年度〉
  43. 業務上疾病発生状況〈令和2年〉
  44. 児童・生徒の異常被患率〈令和2年〉
  45. 児童・生徒の肥満傾向児(肥満度20%以上)の割合〈令和2年〉

過去10年間に出題された統計問題の傾向

過去10年の看護師試験の統計問題の出題頻度を見てみると、「国民生活基礎調査」「人口動態統計(死亡)」が毎年出題され、「国民健康・栄養調査」「国勢調査・人口推計」「生命表」からも多く出題されています。
これらの頻出統計は常に押さえておきたいところですが、例えば第111回試験では過去10年間出題されていない労働力人口が取り上げられており、試験の難易度に関わらず、幅広い統計の知識が求められます。

下記に、過去出題されたものをベースに統計をまとめてみたので、ぜひご活用ください。

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国勢調査・人口推計     
労働力調査         
将来推計人口        
国民生活基礎調査(世帯)  
人口動態統計(出生)    
人口動態統計(死亡)
人口動態統計(婚姻)         
生命表    
国民生活基礎調査(健康)      
患者調査        
国民健康・栄養調査   
感染症発生動向調査等        
医療施設調査・病院報告         
国民医療費      
国民生活基礎調査(介護)      
社会保障費用統計         
国民生活基礎調査(所得)        
福祉行政報告例(児童虐待)         
高齢者虐待~に関する調査       
業務上疾病発生状況等調査         
学校保健統計調査         

※ ○は1問、◎は2問、●は3問以上の出題。

本章の内容は下記の書籍に詳しく記載されています

総人口〈令和3年10月1日現在〉

☑ 総人口:1億2550万人(男6102万人・女6448万人)

2010年頃から減少傾向。総務省統計局「人口推計」

労働力人口〈令和3年平均〉

☑ 労働力人口:6860万人(男3803万人・女3057万人)

労働力人口とは15歳以上人口のうち就業者と完全失業者の合計。

 *総務省統計局「労働力調査」

総人口に占める年齢3区分別人口割合〈令和3年10月1日現在〉

☑ 年少人口(15歳未満人口):11.8%
☑ 生産年齢人口(15~64歳人口):59.4%
☑ 老年人口(65歳以上人口):28.9%

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年少人口割合と生産年齢人口割合は低下、老年人口割合は上昇傾向。

*総務省統計局「人口推計」

将来推計人口〈令和47(2065)年〉(平成29年推計(出生中位・死亡中位))

☑ 総人口:8808万人
・年少人口割合:10.2%
・生産年齢人口割合:51.4%
・老年人口割合:38.4%

 *国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口」(平成29年推計)

世帯数・構造別割合〈令和元年〉

☑ 世帯総数:5179万世帯
① 単独世帯
 :28.8%(平成元年:20.0%)
② 夫婦と未婚の子のみの世帯
 :28.4%(平成元年:39.3%)
③ 夫婦のみの世帯

 :24.4%(平成元年:16.0%)
④ ひとり親と未婚の子のみの世帯
 :7.0%(平成元年:5.0%)
⑤ 三世代世帯
 :5.1%(平成元年:14.2%)
☑ 平均世帯人員:2.39人(平成元年:3.10人)

夫婦のみの世帯、夫婦と未婚の子のみの世帯、ひとり親と未婚の子のみの世帯を合わせた核家族世帯の割合は59.8%

 *厚生労働省「国民生活基礎調査」

65歳以上の者のいる世帯の世帯数・構造別割合〈令和元年〉

☑ 65歳以上の者のいる世帯数:2558万世帯(全世帯の49.4%)
① 夫婦のみの世帯
 :32.3%(平成元年:20.9%)
② 単独世帯
 :28.8%(平成元年:14.8%)
③ 親と未婚の子のみの世帯
 :20.0%(平成元年:11.7%)
④ 三世代世帯
 :9.4%(平成元年:40.7%)

 *厚生労働省「国民生活基礎調査」

出生数・合計特殊出生率〈令和3年〉

☑ 出生数:81.2万人(戦後最低)
☑ 合計特殊出生率:1.30(戦後最低は平成17年の1.26)

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合計特殊出生率は、15~49歳の女性の年齢別出生率を合計したもの。

 *厚生労働省「人口動態統計」(月報年計概数)

母の年齢階級別出生率〈令和3年〉

① 30~34歳:0.4820
② 25~29歳:0.3615
③ 35~39歳:0.2799
④ 20~24歳:0.1035
⑤ 40~44歳:0.0641
⑥ 15~19歳:0.0100
⑦ 45~49歳:0.0018
☑ 第1子出生時の母親の平均年齢:30.7歳

 *厚生労働省「人口動態統計」(月報年計概数)

死亡数・率〈令和3年〉

☑ 死亡数:144.0万人
☑ 死亡率(人口千対):11.7

 *厚生労働省「人口動態統計」(月報年計概数)

死亡順位別死亡数・率〈令和3年〉

① 悪性新生物〈腫瘍〉
 :38.1万人・310.7

② 心疾患
 :21.5万人・174.8

③ 老衰
 :15.2万人・123.8

④ 脳血管疾患
 :10.5万人・85.2

⑤ 肺炎
 :7.3万人・59.6

 *厚生労働省「人口動態統計」(月報年計概数)

小児の死因第一位〈令和3年〉

☑ 0歳(乳児):先天奇形、変形及び染色体異常
☑ 1~4歳:先天奇形、変形及び染色体異常
☑ 5~9歳:悪性新生物〈腫瘍〉
☑ 10~14歳:自殺

 *厚生労働省「人口動態統計」(月報年計概数)

悪性新生物〈腫瘍〉による死亡(性・部位別)〈令和3年〉

☑ 死亡数:38.1万人
 ・男:22.2万人
 ・女:15.9万人
☑ 死亡数最多部位:気管、気管支及び肺
 ・男:気管、気管支及び肺
 ・女:大腸(結腸+直腸S状結腸移行部及び直腸)

 *厚生労働省「人口動態統計」(月報年計概数)


自殺者の原因・動機〈令和3年〉(複数回答)

☑ 自殺者総数:21,007人(原因・動機特定者:15,093人)
① 健康問題:9,860人
② 経済・生活問題:3,376人
③ 家庭問題:3,200人

 *警察庁「令和3年中における自殺の状況」

妊産婦死亡数・率〈令和2年〉

☑ 妊産婦死亡数:23人
☑ 妊産婦死亡率(出産(出生+死産)10万対):2.7

妊産婦死亡は、妊娠中または妊娠終了後満42日未満の女性の死亡で、妊娠等に関連した原因による死亡をいう(不慮または偶発の原因によるものを除く)。
直接産科的死亡は15人、間接産科的死亡は7人。

*厚生労働省「人口動態統計」 

周産期死亡数・率〈令和3年〉

☑ 周産期死亡数:2,741(胎・人)
☑ 周産期死亡率(出生数+妊娠満22週以後の死産数の千対):3.4

周産期死亡とは、妊娠満22週以後の死産と生後1週未満の早期新生児死亡を合わせたもの。なお、生後4週未満の死亡は新生児死亡、生後1年未満の死亡は乳児死亡。

 *厚生労働省「人口動態統計」(月報年計概数)

死産数・率〈令和3年〉

☑ 死産数:16,277胎
・自然死産:8,086胎
・人工死産:8,191胎
☑ 死産率(出産(出生+死産)千対):19.7

人口動態統計でいう死産は妊娠満12週(第4月)以後の死児の出産のこと。
人工死産は胎児の母体内生存が確実なときに人工的処置を加えたことにより死産に至った場合をいい、それ以外はすべて自然死産。

 *厚生労働省「人口動態統計」(月報年計概数)

婚姻件数・平均初婚年齢〈令和3年〉

☑ 婚姻件数:50.1万組
☑ 平均初婚年齢:夫31.0歳・妻29.5歳

 *厚生労働省「人口動態統計」(月報年計概数)

平均寿命〈令和2年〉

☑ 男の平均寿命:81.56年
☑ 女の平均寿命:87.71年

平均寿命とは、0歳の平均余命。

 *厚生労働省「第22回生命表(完全生命表)」

有訴者率〈令和元年〉

☑ 有訴者率:302.5(男270.8・女332.1)
・男の症状:①腰痛(91.2)、②肩こり(57.2)
・女の症状:①肩こり(113.8)、②腰痛(113.3)

有訴者率とは、病気やけが等で自覚症状のある者(有訴者)の人口千人当たりの割合。年齢階級が高くなるにしたがって上昇し、80歳以上では511.0(男498.8・女518.8)。

 *厚生労働省「国民生活基礎調査」

通院者率〈令和元年〉

☑ 通院者率:404.0(男388.1・女418.8)
・男の傷病:①高血圧症(129.7)、②糖尿病(62.8)
・女の傷病:①高血圧症(122.7)、②脂質異常症(62.5)

通院者率とは、傷病で通院している者(通院者)の人口千人当たりの割合。年齢階級が高くなるにしたがって上昇し、80歳以上では730.3(男737.1・女725.9)。

 *厚生労働省「国民生活基礎調査」

受療率〈令和2年〉

☑ 入院受療率:960
・傷病分類別:①精神及び行動の障害(188)、②循環器系の疾患(157)
☑ 外来受療率:5,658
・傷病分類別:①消化器系の疾患(1,007)、②健康状態に影響を及ぼす要因及び保健サービスの利用(794)

受療率とは、人口10万人に対する推計患者数。年齢階級が高くなるにしたがって上昇し、入院では男女ともに90歳以上が、外来では男80~84歳、女75~79歳が最も高い。

 *厚生労働省「患者調査」


精神障害の推計入院患者数〈令和2年〉

☑ 精神及び行動の障害:23.7万人
・うち、「統合失調症、統合失調症型障害及び妄想性障害」が14.3万人(60.3%)

 厚生労働省「患者調査」

主な傷病の総患者数〈令和2年〉

① 高血圧性疾患:1511.1万人
② 糖尿病:579.1万人
③ 悪性新生物〈腫瘍〉:365.6万人
④ 心疾患(高血圧性のものを除く):305.5万人

*厚生労働省「患者調査」 

糖尿病の状況〈平成28年〉

☑ 糖尿病が強く疑われる者:1000万人
☑ 糖尿病の可能性を否定できない者:1000万人

男女ともに年齢が高くなるほど糖尿病が強く疑われる者の割合が増え、70歳以上では男が26.4%、女が19.6%となっている(令和元年)。

*厚生労働省「国民健康・栄養調査」

健康寿命の推移

☑ 平成25年:男71.19年・女74.21年
☑ 平成28年:男72.14年・女74.79年
☑ 令和元年:男72.68年・女75.38年

健康寿命とは日常生活に制限のない期間であり、男女ともに延伸している。

*厚生労働省「令和3年12月20日 第16回健康日本21(第二次)推進専門委員会資料」

運動習慣のある者の割合〈令和元年〉

☑ 男:33.4%
・20~29歳:28.4%
・30~39歳:25.9%
・40~49歳:18.5%
・50~59歳:21.8%
・60~69歳:35.5%
・70歳以上:42.7%
☑ 女:25.1%
・20~29歳:12.9%
・30~39歳:9.4%
・40~49歳:12.9%
・50~59歳:24.4%
・60~69歳:25.3%
・70歳以上:35.9%

男女ともに70歳以上が最も高く、次いで60~69歳が高い。

 厚生労働省「国民健康・栄養調査」

肥満者/やせの者の割合〈令和元年〉

☑ 男:33.0% / 3.9%
・20~29歳:23.1% / 6.7%
・30~39歳:29.4% / 5.1%
・40~49歳:39.7% / 1.7%
・50~59歳:39.2% / 2.4%
・60~69歳:35.4% / 4.0%
・70歳以上:28.5% / 4.5%
☑ 女:22.3% / 11.5%
・20~29歳:8.9% / 20.7%
・30~39歳:15.0% / 16.4%
・40~49歳:16.6% / 12.9%
・50~59歳:20.7% / 10.6%
・60~69歳:28.1% / 9.4%
・70歳以上:26.4% / 9.7%

肥満者(BMI25以上)の割合は、男では40~49歳が最も高く、次いで50~59歳となっており、中高年の肥満者の割合が高い。
やせの者(BMI17.5未満)の割合は、女では20~29歳が最も高く、次いで30~39歳となっており、若年層のやせの者の割合が高い。
BMI(体格指数)は体重(kg)÷(身長(m))2で求められる。

  *厚生労働省「国民健康・栄養調査」

喫煙習慣者の割合〈令和元年〉

☑ 男:27.1%
☑ 女:7.6%

男は47.4%(平成12年)→32.2%(平成22年)→27.1%(令和元年)と減少傾向。
女は11.5%(平成12年)→8.4%(平成22年)→7.6%(令和元年)とやや減少傾向

 *厚生労働省「国民健康・栄養調査」

結核患者・死亡数の推移

● 新登録結核患者
平成22年23,261人→平成27年18,280人→令和2年12,739人と減少傾向
(うち喀痰塗抹陽性肺結核は平成22年9,019人→平成27年7,131人→令和2年4,615人)

● 結核の死亡数
平成22年2,129人→平成27年1,956人→令和2年1,909人と減少傾向

*厚生労働省「結核登録者情報調査」「人口動態統計」 

年間の性感染症報告数(定点把握)〈令和2年〉

① 性器クラミジア感染症:28,381人
② 性器ヘルペスウイルス感染症:9,000人
③ 淋菌感染症:8,474人
④ 尖圭コンジローマ:5,685人

*国立感染症研究所「感染症発生動向調査」 

世界の地域別HIV感染者数〈令和2年末〉

☑ 総数:3760万人
☑ うち、東部・南部アフリカ:2060万人

 UNAIDS(国連合同エイズ計画):Fact sheet 2021 statistics

看護職員の就業者数〈令和2年末〉

☑ 就業看護職員総数:1,659,035人
・保健師:55,595人
・助産師:37,940人
・看護師:1,280,911人
・准看護師:284,589人
☑ 就業先別看護職員割合
・保健師:①市区町村(54.8%)、②保健所(15.3%)
・助産師:①病院(61.5%)、②診療所(22.6%)
・看護師:①病院(69.0%)、②診療所(13.2%)
・准看護師:①病院(35.7%)、②診療所(32.5%)

*厚生労働省「衛生行政報告例」

平均在院日数(病床種別)〈令和2年〉

☑ 病院の平均在院日数:28.3日
・一般病床:16.5日
・療養病床:135.5日
・精神病床:277.0日
・感染症病床:9.8日
・結核病床:57.2日

 *厚生労働省「病院報告」

医療施設数〈令和2年10月1日〉

☑ 病院:8,238施設(平成2年をピークに減少傾向)
☑ 一般診療所:102,612施設(微増傾向)

医療法上、「医師又は歯科医師が、公衆又は特定多数人のため医業又は歯科医業を行う場所」で、「20人以上の患者を入院させるための施設を有するもの」を「病院」、「患者を入院させるための施設を有しないもの又は19人以下の患者を入院させるための施設を有するもの」を「診療所」としている。
平成に入ってから医療施設の病床数は減少傾向にあるが、人口当たりの病床数は他のOECD諸国と比べて依然として高い水準にある。

*厚生労働省「医療施設調査」 

医療保険適用者数・割合〈令和元年度末〉

☑ 被用者保険:7796万人(62.2%)
☑ 国民健康保険:2932万人(23.4%)
☑ 後期高齢者医療制度:1803万人(14.4%)

*厚生労働省「医療保険に関する基礎資料」 

国民医療費〈令和元年度〉

☑ 総額:44兆3895億円(人口一人当たり:35万1800円)
☑ 対国民総生産比率7.93%、対国民所得比率11.06%
☑ 財源:①保険料21兆9426億円(49.4%)、②公費16兆9807億円(38.3%)

国民医療費は傷病の治療費に限られ、①正常な妊娠や分娩などに要する費用、②健康の維持・増進を目的とした健康診断・予防接種などに要する費用、③固定した身体障害のために必要とする義眼や義肢などの費用は含まない。

 *厚生労働省「国民医療費」

要介護者等との続柄別主な介護者〈令和元年〉

☑ 「同居」している者:54.4%(男35.0%・女65.0%)
・「同居」のうち、①配偶者:23.8%、②子:20.7%

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介護者の年齢階級は男女ともに60~69歳が最も多い。
介護者の悩みやストレスの原因は「家族の病気や介護」が最も多い。

 *厚生労働省「国民生活基礎調査」

部門別社会保障給付費〈令和元年度〉

☑ 総額:123.9兆円(過去最高額)
① 年金:55.5兆円(44.7%)
② 医療:40.7兆円(32.9%)
③ 福祉その他:27.7兆円(22.4%)

 *国立社会保障・人口問題研究所「社会保障費用統計」

高齢者世帯の所得構成〈平成30年〉

① 公的年金・恩給:199.0万円(63.6%)
② 稼働所得:72.1万円(23.0%)

 *厚生労働省「国民生活基礎調査」

児童虐待対応件数等〈令和2年度〉

☑ 児童虐待対応件数:20.5万件
 ① 心理的虐待:59.2%
 ② 身体的虐待:24.4%
 ③ ネグレクト:15.3%
 ④ 性的虐待:1.1%
☑ 主たる虐待者
 ① 実母9.7万件(47.4%)
 ② 実父8.5万件(41.3%)

5年前と比べて対応件数は倍増し、内容別にみてもすべて増えている。

 *厚生労働省「福祉行政報告例」

高齢者虐待と認められた件数等〈令和2年度〉

☑ 養護者による虐待:17,281件
☑ 虐待を行った養護者の続柄
 ① 息子:39.9%
 ② 夫:22.4%
 ③ 娘:17.8%
☑ 養護者による被虐待高齢者の状況
・性別:①女(75.2%)、②男(24.8%)
・年齢階級別:①80~84歳(23.6%)、②75~79歳(20.9%)

虐待の種別にみると、「身体的虐待」が、養介護施設従事者等では52.0%、養護者でも68.2%と最も多くなっている。

 *厚生労働省「高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律に基づく対応状況等に関する調査」

業務上疾病発生状況〈令和2年〉

☑ 負傷に起因する疾病:43.4%
 ・うち、災害性腰痛37.1%


なお、令和2年は次いで「病原体による疾病」が41.8%で、うち「新型コロナウイルスり患によるもの」が40.2%を占める。

 *厚生労働省「業務上疾病発生状況等調査」

児童・生徒の異常被患率〈令和2年〉

☑ 幼稚園:
 ① むし歯(う歯)30.3%
 ② 裸眼視力1.0未満の者27.9%
☑ 小学校:
 ① むし歯(う歯)40.2%
 ② 裸眼視力1.0未満の者37.5%
☑ 中学校:
 ① 裸眼視力1.0未満の者58.3%
 ② むし歯(う歯)32.2%
☑ 高等学校:
 ① 裸眼視力1.0未満の者63.2%
 ② むし歯(う歯)41.7%

文部科学省「学校保健統計調査」

児童・生徒の肥満傾向児(肥満度20%以上)の割合〈令和2年〉


【幼稚園】5歳:3.7%
【小学校】6歳:5.9% 7歳:8.8% 8歳:11.7% 9歳:13.6% 10歳:14.2% 11歳:13.3%
【中学校】12歳:12.7% 13歳:12.2% 14歳:10.9%
【高等学校】15歳:12.1% 16歳:11.5% 17歳:12.5%

【幼稚園】5歳:3.4%
【小学校】6歳:5.2% 7歳:7.3% 8歳:8.9% 9歳:9.3% 10歳:9.5% 11歳:9.4%
【中学校】12歳:8.9% 13歳:8.5% 14歳:8.3%
【高等学校】15歳:7.3% 16歳:6.6% 17歳:7.6%

*文部科学省「学校保健統計調査」

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